朝日新聞から、ハウス加賀谷さんが統合失調症を発症したのと口臭を意識するのは似ている
お笑い芸人のハウス加賀谷さん(40)が統合失調症を発症したのは、中学2年の夏休み前だった。
「おい。何をそんなにふてくされた態度をとっているんだ」
教室に入ってきた教師が、加賀谷さんのすぐ後ろの席に座る女子生徒を注意した。
「なんで怒られたのだろう?」。後ろを振り向くと、その生徒は下敷きをうちわ代わりにして、パタパタと顔をあおいでいた。
よくある光景だ。だが、加賀谷さんは「ピンッ」と認識してしまった。「僕がくさいから、あおいでいるんだ」。なぜ、そう認識したのかは分からない。「わー、くさい」「なんだ、このにおい」。後ろからそんな声も聞こえてきた。統合失調症の症状のひとつ、幻聴が起きていた。
上のは朝日新聞から「患者を生きる」というお笑い芸人のハウス加賀谷さんの闘病記です。
口臭外来を受診する方と似ていたので掲載しました。
日本人の3人に1人は口臭に悩んでいたり、気にしているのです。
加賀谷さんの場合は、夏で暑かったから後ろの女子が下敷きで自分自身を扇ぐという
なんでもない行為が「僕がくさいから、あおいでいるんだ」と捉え、
幻聴まで聞こえてくるようになったということです。
口臭外来を受診する方で、口臭を意識するきっかけとなるケースで多いのは
自分と話をする相手はいつも鼻に手を当てた。
これは、自分の息が臭いからだと決めつけてしまうのです。
そうすると不安でしょうがないので、接する相手の行動を
いつも凝視するようになります。
10分も凝視していれば、相手の手は鼻の近辺にいくことはあるでしょう。
そうすると、がっかりして、
やっぱり自分の口は臭いと断定してしまうのです。
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