はるばる福島から口臭治療に

こないいだ、受診された方は福島から高速を使い３時間かけて口臭外来を受けに来た。

真にありがたい限りです。木馬歯科の口臭外来を選んでいただきありがとうございます。

期待に応えなくてはいけません。

その方は、誰から口臭を指摘されたことがあるわけではない。

一緒に来られた奥さんにも話を聞いたのだが、夫の口臭を感じたことはないと言う。

わたしも至近距離、約４０ｃｍの距離で話を聞いたのだが、全く口臭を感じることはなかった。

問診では、口臭を気にするきっかけとなったのは、

話をする相手の仕草ということだ。

話し相手が、自分と会話をする時、手を鼻の近辺に当てたり、

咳払いをするということらしい。

相手の仕草から、もしかして自分に口臭があるかもしれないというケースは

これまでも多々あったので驚くことではない。

こういうケースは治ったと感じた後のフォローも大切なのだ。

なぜなら、口臭に対する他人の仕草を止めることはできない。

そもそも、鼻に手を当てる行為は臭いに反応しているとは限らない。

鼻というより口に手を当てることのほうが多いように思える。

日本人の８割は口臭を気にしていると言われています。

口臭があることに悩んでいるのではなく、

口臭があるかもしれないことに悩むのです。

この違いがわかりますか？

口臭があるかもしれないと不安を持っている人は、

自分の口臭で相手に迷惑をかけてはいけないと思うのです。

それで息が他人に行かないように口に手を当てるのです。

その行為は他の口臭を気にしている人には、

口ではなく鼻を押さえているように見えてしまうのです。

それが口臭があるかもしれないという不安な患者さんを

拡散してしまうのです。

今回の福島から来院された患者さん、

１ヶ月後に笑顔にしてあげたいものです。